ハンマーヘッドモール
ハンマーヘッドモールは、汎用コンプレッサーと組み合わせることにより圧縮空気を利用してハンマリング(打撃)を行うツールで、地中に短距離の道(孔)を造ります。構造がとてもシンプルなので、故障が少なく現場でのメンテナンスも簡単です。
ハンマーヘッドモールは、汎用コンプレッサーと組み合わせることにより圧縮空気を利用してハンマリング(打撃)を行うツールで、地中に短距離の道(孔)を造ります。構造がとてもシンプルなので、故障が少なく現場でのメンテナンスも簡単です。
ハンマーヘッドモールと汎用コンプレッサーを組み合わせるだけでピットとピットの間を直接的にマイクロトンネルでつなぐピアッシング・ツールとして使用できます。
もし、到達側のピットが小さくてハンマーヘッドモールが取り出せない場合には、ハンマーヘッドモールを逆進(リバース)させて回収出来ます。
浸水している場合でもコンプレッサーからの空気の送り込みを停止しなければ使用可能です。
ピットからピットへの貫通以外にも、削孔機やアンカーの代用としての利用も出来ます。
ハンマーヘッドモールと汎用コンプレッサーとパイプ・ラミングツールを組み合わせると100mmから1535mmまでの鋼製鞘管を押し込むこと(パイプ・ラミング)が可能です。
従来の工法と比較して、組立・設置時間が短縮でき装置の価格や維持管理等のコストも低く抑えることが可能となります。
バーミアナビゲーターシリーズでの鋼管の引き込みにパイプ・ラミングを組み合わせると、ナビゲーターの能力をはるかに超える牽引力を施工距離を得る事が出来ます。
ハンマーヘッドモールと汎用コンプレッサーとパイプ・バースティングツールを組み合わせると既設管を破壊しながら新しい管を布設すること(パイプ・バースティング)が可能です。
ハイドロ・バースト(パイプ・バースティングシステム)が小口径の鋳鉄管・PE管用であり、油圧シリンダーによる引き込みであるのに対して、比較的大きな径(100mm~400mm)のコンクリート管・鋳鉄管をハイドロ・ガイドと呼ばれる油圧ウインチとハンマーヘッドモールを同調させながら引き込みます。
※出典:アーバンノーディック工法協会
モールをピットから挿入し、コンプレッサーの空気圧により、地中を掘り進んでいきます。
終点地のピットで貫通を確認し、ピットの幅がある場合はそのまま回収します。
終点地のピット幅が無い場合は、モールを反転バックさせて、始点ピットまで戻し、回収します。
※出典:アーバンノーディック工法協会